医療・介護関係者向けのACP(アドバンス・ケア・プランニング)人生会議の情報提供TOPページです。
●ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の必要性について
ACPとは、患者さんや利用者さんが将来の医療やケアについて、本人・家族・医療介護関係者が繰り返し話し合い、共有していくプロセスです。
医療や介護の現場では、病状の変化や急な意思決定の場面に直面することが少なくありません。そのとき、本人の希望が確認できないと、医療やケアの方針に迷いや負担が生じます。ACPを行っておくことで、「本人の価値観や希望を尊重した医療・ケアが提供できる」「家族の精神的負担を軽減できる」「チームでの意思統一が可能になる」という大きなメリットがあります。
ACPは「本人の人生を大切にするケア」を実現するために、私たち専門職にとって不可欠な取り組みです。
●人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(改訂:平成30年3月)
人生の最終段階における医療・ケアについては、医療従事者から適切な情報提供と説明がなされたうえで、本人と医療・ケアチームとの合意形成に向けた十分な話し合いを踏まえた本人による意思決定を基本とし、多専門職種から構成される医療・ケアチームとして方針の決定を行うことが重要です。
厚生労働省では、人生の最終段階を迎えた本人や家族等と医療・ケアチームが、最善の医療・ケアを作り上げるための合意形成のプロセスを示すものとして、「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」を策定しています。
人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(外部リンク)
人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン解説編(外部リンク)
●ACPノート(わたしの心づもり)について
ACPノート(わたしの心づもり)の情報、関係者向けのお知らせ等は、こちらをクリック
(現在内容は作成中です、しばらくお待ちください。)
●ACPノート実践研修会について
現在のACPノート(令和3年改訂)は、医療機関や介護保険施設等で人生の最終段階を迎えられる住民・家族等に対しても使用しやすい内容としています。(ステップ3)
地域住民が住みなれた地域で最期までその人らしく暮らしていけるためには、元気な時から自分らしい人生について考え、家族や信頼できる人、そして、医療介護関係者が考え方や価値観を共有しておくことが重要です。
令和3年度に初めて開催したこの研修会では、ACPの概要と実際の医療・介護現場における具体的な実践について、ロールプレイを交えながら理解を深めていただける内容となっています。
【 開催実績 】
●医療・介護等関係者向けのACP周知研修会、研修講師、視察の状況
医療・介護等関係者向けのACP周知研修会 実績まとめ(麒麟のまち圏域・鳥取県内)(内部リンク)
(参考)住民さま向けに開催された学習会・講演など(住民啓発活動の実績まとめ)(内部リンク)
圏域外でのACP研修会の講師、学会発表、ACPに関する視察の状況(内部リンク)