日本は、急速なスピードで少子高齢化が進行しています。団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途とした地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みの中でも、重点項目とされている「在宅医療・介護連携推進事業」の取り組みを2015年より開始してから10年が経過し、2025年を迎えました。
2025年が現実となり、さらに高齢者を支える働く世代の相対的減少や老々介護等が課題となる、2040年問題が取り沙汰されております。
在宅療養が必要となる高齢者は、今後増え続けると思われますが、これからは、在宅医療、介護のみならず、介護予防や認知症施策の取り組み、住民を主体とした地域共生社会の実現に向けた取り組みなど、あらゆる資源を活用し、さらに連携を深める総力戦の心構えが必要となります。
また、2024年からの第8次医療計画においても、在宅医療は更に重要性を増して位置づけられており、在宅医療は特別なものでなく、かかりつけ医は診察室の延長で自然に在宅にも赴くといったスタンスが求められています。
そのような社会を実現していくためには、地域における医療、介護および福祉や行政の関係機関が互いに連携しながら、高齢者や要介護者等に対して包括的・継続的な在宅療養の支援をしていくことが重要です。在宅療養では、「治す医療」のみならず、その人らしく尊厳をもって生きられるよう「支える医療・介護」が重要となります。
在宅療養を進めてゆく上で何より必要なのは「連携」であります。多様な施設間における、医療・介護などに限らない「生活全般を基盤とした連携」が必要で、この連携がシステムとして機能してゆくことが重要となります。
事業の推進にあたり、関係機関のご協力が不可欠となります。どうぞよろしくお願いいたします。
令和7年(2025年)9月
東部地区在宅医療介護連携推進協議会 会長 松浦 喜房
2025/10/02
【ファシリ】 令和7年度 ファシリテーター養成研修・ファシリテーターフォローアップ研修の開催
2025/10/01
11/5 第41回 東部在宅医療・介護連携研究会(多職種事例検討会)の開催について
2025/09/18
「これからの地域包括ケアシステムと、自治体に求められる地域密着型サービスの活かし方」開催のご案内
2025/09/18
令和7年度「つながりサポーター」養成研修のご案内を更新しました
2025/09/10
【 住民 】住民さま向けに開催された学習会・講演など(住民啓発活動の実績 まとめ)を更新しました
2025/09/09
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2025/09/06
(日程予告)令和7年度ACPノート実践研修会の開催について