鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

【 住民 】2/26 住民啓発学習会「我が家(うちげぇ)に帰りたい」(地域関係者へのモデル開催)

地域包括ケアシステム、在宅医療・介護保険についての理解を深め、地域住民のみなさまに、医療や介護に関する問題を、自分や家族、地域の問題として考えていただくきっかけづくりとして、住民啓発学習会を開催しました。

 

■ 日時  平成29年2月26日(日)13時30分~ 15時30分

■ 場所  東部医師会館3階研修室

開会の挨拶を兼ねて、松浦会長より研修会の目的、地域包括ケアシステムの概要について説明がありました。

会の様子 会の様子

 

足立協議会副会長より、本日のタイムスケジュール、ファシリテーターの紹介があり、アイスブレーキングの開始です。「最近はまっていること」で自己紹介、グループ内で他己紹介。まずは、参加者の緊張をほぐします。

タイムテーブル

会の様子 会の様子

 

● 寸劇「我が家(うちげぇ)に帰りたい」第一部の始まりです。脳梗塞で入院治療中の裕次郎さんは、希望どおり自宅に帰れるのでしょうか?病院内での話し合いです。

会の様子

 

◆ 2つのテーマで、グループワークの開始です。ファシリテーターも初舞台です。

○ 裕次郎さんの希望する在宅生活を送るには、どのようにしたらよいでしょうか?

○ 在宅生活を心配するご家族へどのように対処したらよいでしょうか?

● グループワークの発表の後、介護保険制度について、「自助・互助」の具体例、困ったときは地域包括支援センターに相談窓口があることなどの説明を受けました。(説明者:中尾住民啓発WG委員)

会の様子 会の様子

 

● 寸劇「我が家(うちげぇ)に帰りたい」第二部です。

自宅に帰った裕次郎とひばり。ケアマネさんの勧めもあり、かかりつけ医を交えて家族と今後のことについて話し合います。

会の様子

 

◆ 2つのテーマで、2回目のグループワークの開始です。今まで考えたこともないテーマだったでしょうか?様々な意見が交わされたようです。

○ 事故や病気などで自分の考えを伝えられなくなった場合に備えて、あなたの人生観や思い、考え方、これから受ける医療やケアについて思いを表明していくことについてどのように考えますか?

○ あなたに代わって意思を伝えてくれる人や医療介護者にあなたの希望や思いを前もって伝えておくことについてどのように考えますか?

会の様子

 

● グループでの話し合い、発表を受け、足立副会長が「本人の選択と本人・家族の心構え」という地域包括ケアシステムの根幹のお話し、いざという場合に備えて、自分の人生観や思い、考え方などを文書に残しておくこと(アドバンス・ケア・プランニング[ACP])の必要性について説明されました。

会の様子 会の様子

 

◆ 本学習会を通じて、住民のみなさまに理解していただきたいこと、考えていただきたいことをまとめに、終了となりました。

まとめ

 

◎ 終了後のアンケートで寄せられた意見の一部を紹介します。参加者のみなさま有難うございました。

〇 寸劇は身近な内容で分かりやすかった。

〇 同じグループに専門職の人がおられ、専門職の意見が聞けて良かった。

〇 寸劇の二部は、家で話し合いをするきっかけになりそうです。

〇 ACP(アドバンス・ケア・プランニング)は、初めて知った。

〇 地域で実施して、知識を高めることは必要と思う。

〇 地域で実施してみたいが、独自での実施は難しい。

 

◎ 参加者 51名

(地域のみなさま17名、生活支援コーディネーター5名、地域包括支援センター16名、医療・介護関係者13名)

◎ スタッフ ファシリテーター12名、住民啓発WG委員・協議会事務局16人

会の様子 会の様子

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