平成27年度及び平成29年度に、介護支援専門員(ケアマネジャー)と病院との入退院時の連携状況を把握するため、ケアマネジャーを対象にアンケート調査を実施しました。
その後の連携状況の推移の確認、令和元年度作成中の「入院・退院時におけるケアマネジャーと医療機関の連携・情報共有の手引き」による連携強化前の実態を把握する目的で、同内容の再アンケート調査を実施しました。今回は、同時に病院のメディカルソーシャルワーカーへも連携の問題点についてアンケート調査を実施しました。
(鳥取市保健所・東部地区在宅医療介護連携推進協議会の協働事業)
調査にご協力いただいた介護支援専門員、地域包括支援センター、病院地域連携担当者の皆さまお忙しい中ありがとうございました。
■ 医療・介護連携に係るアンケート調査実施要領・調査票(PDF)
【 調査結果の概要 】 ( )は、前回平成29年調査結果
東部の退院調整率 89.8%(77.6%)
※要介護 92.8%(78.6%)、要支援 81.3%(73.7%)
[ 西部 94.0(87.0)%・中部 89.0(89.0)% ]
入院時情報提供書送付率 84.6%(56.4%)
※要介護 94.5%(64.6%)、要支援 58.9%(24.4%)
[ 西部 95.0(81.0)%・中部 77.6(77.9)% ]
■ 協議会での報告内容(議事録より)
【 R2.10.7令和2年度第2回協議会 】
東部圏域の退院調整率は89.8%と前回よりも12.2%上がっている。年々改善されているのは関係者の皆さんの努力の結果。また、入院時情報提供書送付率についても、介護報酬が改定されたこともあり大変伸びている。
様式の使用については昨年度、連携情報共有の手引き検討の中で、厚労省提示様式を使うこととなったが、先行して使用しているケースも混ざっているかもしれない。手引き作成前のデータということでご理解いただきたい。今後、この厚労省提示様式は普及していくだろう。
連携上の問題有無については、問題ありがお互い4割程度。ただし、前回調査から「改善している」という回答が半数以上あるため、徐々に連携は進んでいると思われる。