鳥取市、岩美町、若桜町、智頭町、八頭町及び新温泉町の1市5町で「因幡・但馬麒麟のまち連携中枢都市圏」を形成し、在宅医療・介護連携の推進事業についても連携・協力しています。。
このたび、美方郡(新温泉町・香美町)在宅医療・介護連携推進事業合同研修会に招かれ、東部での取り組み紹介とACP研修の講師を務めました。
● 美方郡(新温泉町・香美町)在宅医療・介護連携推進事業合同研修会
日 時:平成30年10月27日(土)14:00~16:00
場 所:村岡老人福祉センター(香美町)
参加者:美方郡内の医師・歯科医師・薬剤師・保健師・看護師・ケアマネ・介護職・行政職等 36名
1.鳥取県東部の在宅医療・介護連携推進事業と連携中枢都市圏での取り組み
( 講師:東部医師会在宅医療介護連携推進室 橋本渉「鳥取市長寿社会課」)
※東部地域で行っている在宅医療・介護連携推進事業の概要を説明、連携中枢都市圏で作成した終活支援ノート「わたしの心づもり」についても紹介。
2.ACP(アドバンス・ケア・プランニング)
( 講師:東部地区在宅医療介護連携推進協議会副会長 足立誠司「鳥取市立病院医師」)
※ACPがなぜ必要なのかを含めACPについて解説。最終段階の医療について「自分ならどうしてほしいか」、「家族にはどうしてあげたいか」の参加者同士での話し合いも交えながら、東部地域で行っているACPの啓発活動について、DVD(我が家に帰りたい)、パンフレット(さいごまで自分らしく豊かな人生のためのわたしたちの心づもり)、終活支援ノート「わたしの心づもり」を使って講義。
3.グループワーク(助言者:足立誠司 副会長)
「美方郡(新温泉町・香美町)の在宅医療介護連携を推進するには?」
・現状と課題、課題に対する具体的な解決策(1年以内にできること)について話し合ってみましょう。
(推進室コメント)
美方郡の合同研修会で香美町村岡区(旧村岡町)を訪問しました。
医療は都道府県の枠内で2次医療圏が定められていますが、新温泉町民の高度医療の9割は鳥取県東部へ、美方広域消防の救急搬送の約半数が鳥取県東部というデータもあるようです。
住民の医療を含めた生活圏域には県境は無いようです。当然、病院の入退院時の多職種間の連携、それを利用する住民への住民啓発は、県境を越えて連携していかなければならないと再認識させられました。