鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

【ファシリ】7/2 ファシリテーションWG委員、地域包括ケア専門職“絆”研修②で活動!

地域包括ケア専門職“絆”研修~仲間同士、知る・つながる・高め合う~3回シリーズの2回目が7月2日に開催されました。

 

( “ 絆 ” 研修の概要 )

地域包括ケアシステムを担う医療・介護関係の多職種(専門職)を対象に、事例を通し①退院支援「病院から在宅へ」、②生活支援「在宅療養」、③終末期支援「看取りの時期」での専門職の役割、多職種連携の重要性を学び、実践につなげていくことを目的に3回シリーズで実施します。

 

今回は、②生活支援「在宅療養」を開催しました。

オープニングの地域包括ケアシステムについてとアイスブレーキング、グループワークのファシリテーターとして、17名のファシリテーションWG委員が参加しました。

ファシリテーター紹介

 

■ 日時 平成29年7月2日(日) 13:15~16:15

■ 場所 東部医師会館3階研修室

◎ 研修参加者 87名(内多職種研修WG関係者7名):11グループ

※ 6/8、6/16、6/26に事前準備を行い、当日は最終打合せ後、研修にのぞみました。

今回、実践未経験者5人は経験者とペアを組み、ファシリテートしました。多職種研修WG委員でもある尾坂委員には、ファシリリーダーとして全体の総括を担当いただきました。

ファシリ1 ファシリ2

左:オープニングプレゼンテーション(地域包括ケアシステムと在宅医療介護連携推進事業)

下石勝哉ファシリテーター:鳥取生協病院作業療法士

右:アイスブレーキング  山根綾香ファシリテーター:鳥取市立病院看護師

 

○ ファシリテーターの振り返りと感想

【 困ったこと 】

  • 司会、書記、発表者が決まるまでには差がある。発表者が一番決まらず困った。
  • 役割分担に少し時間がかかり、どうしようかとひやひやしましたが、何とか無事に出来ました。
  • 発表者を決める際に、担当グループの参加者全員が「したくない」といった状況であり対応に困った。結果、司会と発表者を一緒にした。
  • 発表に向けてのまとめがなかなかできない。
  • 担当者会議ではケアマネージャーが決まらない、決まっても進め方がわからないグループがあった。
  • 声の小さい人へのアプローチに悩んだ。

 

【 反省点 】

  • 「(終了の)2分前です」を「司会者さん2分前です」と言った方がグループの事として捉えられ、まとめやすかったのでは。
  • 司会者がいるのであまりファシリがでしゃばってもと思い、うまく介入できなかったなと反省しています。
  • ファシリテーターが助言するのか、グループ内からの助言がでるのを待つのか迷いました。結果、ファシリテーターが横から、このように進めましょうか?と声掛けをし、関わりました。それが、良かったのか、悪かったのか?難しかったです。
  • ファシリテーターとしては、話し合いの内容を深める・広げる・収束に向ける・共有する部分を意識して取り組みました。広げる・深める部分では多くの意見が出ていたのですが、まとめ・共有するに向かうよう促すことが不十分になっていました。
  • グループの中では進行の方に任せとけばいい形なってしまい、ファシリテーターとしては、もう少し役割を他のメンバーに担ってもらえるよう促す必要があったのではと考えています。
  • メンバーの一人が半強制的に司会者を決められていたので、そこは介入すべきだったかな(押し付けや受け身ではなく、能動的に参加しましょうと声をかけるとか?)と反省しています。
  • 模擬カンファレンス前に「会議を行う上での参加者の配置を考える」という形でアイスブレイクもかねて席替えをしてもよかった。
  • グループワークが進まない場合の介入がとても難しかったです。結局、司会進行を、知っている方に振ってしまいました。
  • ファシリに対してのフィードバックの仕方(受け手も、投げ手も)を勉強しないといけませんね。

 

【 感想 】

  • ファシリに向かって話すようにならないよう、座り方を工夫した。
  • グループメンバーにより様々な色がありファシリとしての関わり方も臨機応変にしていかなければならないと学びました。
  • 司会者等の役割が決まれば、ほぼ見守る姿勢で関われたが、逆にファシリテーターとしての存在感・役割がどこまで認識してもらえたのか、グループワーク等が有意義だったのかが、心配であり疑問に感じてしまった。
  • 今後も積極的に参加したいと考えております。数多く参加することが経験であり、スキル向上にもつながると考えます。
  • 打ち合わせに3回も日程を要すことに驚きを抱いていましたが、実際に参加しその必要性を感じた次第です。研修会をよりよく、円滑に、そして学びが多いものにするためのファシリテーターであるが、ファシリテーターである自分自身が学びを深め、力をつけることが出来る場ではないかと思いました。
  • 話しやすい空間作りやマナーについて事前に学んだことが活かせたは疑問が残りますが、自身を振り返り勉強させてもらいました。
  • 総括(尾坂委員)がいてくださって心強かった(実際相談もした)。
  • ファシリテーター総括の方が近くで待機しておられた事で、すぐに相談できて、安心できましたし、スムーズな判断に繋がったと思います。
  • 先輩ファシリテーターとご一緒させて頂き心強かったです。
  • 初心者ファシリに経験者ファシリをセットしていただいたのは、非常に安心感があり、その場その場で相談出来る相手がいて、困りごとを抱かずに終えることが出来た。
  • 回数を重ねるごとに、仲間意識が出来てきて嬉しく思います。
  • ファシリの皆さんが気付かれて、試されて、成長されていくのが見えて一緒にこんなお仕事させていただいて本当に感謝しています。
  • 研修会後、皆さんの意見や感想を伺うこともでき勉強になりました。介入しすぎず、見守ることも必要だと思いますし、その距離感が図れるようになっていきたいとも思いました。
  • 和む会議、意見が沢山出る会議となるよう、今後試してみたいことも見つかりました。

ファシリ1 ファシリ2

 左:研修会開始前の打合せ後(円陣で心をひとつに!)/ 右:終了後の振り返りの様子

 下:活動終了後の集合写真

ファシリ集合写真

【 事務局より 】

複数回に参加のファシリテーターも増えてきました。振り返りの内容に具体的な反省点や困ったことの記載が増えてきました。ファシリテーターのスキルアップが進んでいる証拠ではないかと感じています。また、ファシリテーター同士のコミュニケーションも多職種連携の一環となっており、実際の業務に反映されて行って欲しいと願っています。

次回の募集にも多数の参加をお願いいたします。ありがとうございました。

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