鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

7/2 地域包括ケア専門職“絆”研修 ②「在宅療養中(生活支援)」を開催しました

仮想の事例を通して専門職の役割、多職種連携の重要性を学び、実践につなげていくことを目的に、3回シリーズの多職種研修会を開催しています。

(東部地区在宅医療介護連携推進協議会:多職種研修WG企画)

◆研修のねらい

・在宅療養を支援する多職種がつながり、研修の成果を住民に還元する

・医療介護福祉関係者が顔を突き合わせ、在宅療養の基礎、互いの職種の特徴などを学び、 話し合い、連携を深めていく

◆各シリーズのテーマと実施日

①「病院から在宅へ(退院支援)」   4月23日(日)

②「在宅療養中(生活支援)」     7月 2日(日)

③「看取りの時期(終末期の支援)」 10月15日(日)

 

“ 絆 ” 研修 ②「在宅療養中(生活支援)」を開催しました

■ 日時 平成29年7月2日(日)13:15~16:15

■ 場所 東部医師会館3階研修室

 

オープニングは前回①と同様、地域包括ケアシステムと在宅医療介護連携推進事業について、説明プレゼンテーションが行われました。

(下石勝哉ファシリテーター:鳥取生協病院作業療法士)

プレゼン

ファシリテーター17人の紹介後、アイスブレーキングです。今回は「最近食べたおいしいもの」をテーマに自己紹介、他己紹介を行いました。

(山根綾香ファシリテーター:鳥取市立病院看護師)

アイスブレイク1  アイスブレイク2

 

今回の研修メッセージと事例の説明提示です。 “絆”研修では①~③まで同一事例ですが、その時々で主人公(患者)の状態が異なり、周囲の状況や患者・家族の思い、関わっていく人たちも変化していきます。

今回は、在宅療養を行っているなか認知機能やADLが低下している状態です。

説明 説明

◆ グループワーク①「サービス担当者会議の開催準備」

課題)現状の問題点とその対策について

ファシリテーターの支援のもと、グループワークを15分行います。どんなことが話題になったか4グループから発表がありました。

グループワーク1  グループワーク2

 

(発表内容の一部)

・かかりつけ医から病状と今後について、急変時の想定、対応などについて説明が必要

・本人の希望と家族それぞれの思いのすり合わせが大切

・嚥下機能の評価を行う、栄養面も考慮し、補助食品の利用を考える

・在宅のみ一方向の考えでなく、臨機応変に考えていく必要がある

 その後、足立副会長より「在宅医療の体制」、「生活支援のポイント」、「サービス担当者会議」について講義がありました。

 

◆ グループワーク②「サービス担当者会議を経験する」

 ○ 普段と違う職業を選び、役になりきる準備をする(5分間)

 ○ 模擬サービス担当者会議を開きます(15分間)

 ○ サービス担当者会議の振り返り、違う職種を体験してどう感じましたか(10分間)

グループワーク1  グループワーク2

 

グループワーク終了後、4グループから発表がありました。

(発表内容の一部)

・結果ありきで進めてしまい、本人の思いが語られなかった

・普段と違う職種は難しかったが、違う視点に気が付いて良かった

・多職種が関わるのは良いことではあるが、家に人が入ることは家人には負担感もある

・在宅でも栄養について、栄養士を交えて今後考えていく必要がある

 

再度、足立副会長より研修参加者の心づもりも聞きながら「生活支援のポイント」、「人生の最終段階における医療」、「事前指示」、「代理意思決定者」について講義、そして「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」の説明に進みました。

その後「多職種連携が推奨される理由、留意点」、「今回の研修のまとめ」が説明され、“絆”研修②は終了です。

集合写真

松浦会長より受講生代表6名に修了証が手渡され、参加者全員で記念撮影を行いました。

■ 参加者アンケートの結果 (PDF・563KB)

 

◎ 研修参加者:112名(ファシリテーター、多職種研修WG委員、事務局含む)

(医師5名、歯科医師1名、薬剤師5名、保健師・看護師25名、PT3名、OT7名、ST2名、歯科衛生士1名、管理栄養士2名、

社会福祉士・MSW・相談員24名、ケアマネ22名、福祉用具専門相談員2名、認知症地域支援推進員2名、その他介護関係8名、

医療事務1名、その他2名)

◎ ファシリテーター17名、多職種研修WG委員、協議会事務局13名

スタッフ  スタッフ

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