鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

7/23 地域包括ケア専門職“絆”研修①「病院から在宅へ(退院支援)」を開催しました

地域包括ケアシステム構築を目指す医療介護福祉関係者を対象に、多職種連携研修会(3回シリーズ)を開催しています。

今回は、第8回目となる地域包括ケア専門職“絆研修”シリーズ①「病院から在宅へ(退院支援)」を、約3年ぶりに集合形式で開催しました。(東部地区在宅医療介護連携推進協議会:研修支援WG企画)

◆研修のねらい

・地域包括ケアシステムを理解する

・在宅療養を支援するための多職種の役割を理解する

・住民の利益を考えた効果的な多職種連携について学ぶ

◆各シリーズのテーマ

①「病院から在宅へ(退院支援)」

②「在宅療養中(生活支援)」

③「看取りの時期(終末期の支援)」

 

第8回“絆”研修①「病院から在宅へ(退院支援)」

■ 日時 令和5年7月23日(日)9:15~12:15

■ 会場 東部医師会館

■ 研修総括ディレクター

在宅医療介護連携推進協議会副会長

足立 誠司 医師(国民健康保険智頭病院)

 

< 研修の経過 >

東部地区在宅医療介護連携推進協議会副会長 足立医師から開会挨拶、本研修会の目的の説明があり、研修開始です。

足立先生

 

地域包括ケアについて 担当:金谷佳寿子プレゼンター(鳥取市中央包括支援センター)

地域包括ケアシステムについて、その目的や重点的に取り組むことが必要な事項、在宅医療介護連携推進事業などについて学びました。

金谷さん

 

アイスブレーキング 担当:足立ディレクター

続いて、「最近ハマっていること」をテーマに、各グループごとで自己紹介・他己紹介を行いました。皆さんの緊張が和らぎます。

ブレイクアウト

 

事例紹介・グループワーク①  担当:國本 あずさプレゼンター(東部医師会)

事例提示と動画視聴のあと、事例に対する退院前カンファレンスの準備として、

1)誰が参加するのが良いでしょう  2)どのようなことに配慮しますか

について、グループで意見交換を行いました。そのあと、全体でも意見を共有します。

そして、退院前カンファレンスにおける連携の重要性の説明、介護保険に関するサービスなどについて学びました。

國本さん

グループワーク グループワーク

 

 

グループワーク②  担当:中瀬 香里プレゼンター(ウェルフェア北園渡辺病院)

事例をもとに、グループで参加が必要と感じた職種になりきって(自分の職種以外)退院前カンファレンスをロールプレイングをしました。その後、課題1)違う職種を体験して感じた事 課題2)「退院前カンファレンスの流れ」(あらかじめ用意されていたもの)についてどのように感じたかをグループで話し合い、全体で共有しました。

そして、退院前カンファレンスの難しさや留意点、参加者の役割、必要なスキルなどについて、さらに学びを深めました。

中瀬さん

グループワーク グループワーク

 

シリーズ①退院支援 まとめ 担当:足立ディレクター

*病床機能分化・連携について理解し、在宅療養に向けた円滑な退院支援を行うことができる

*多職種協働による退院前カンファレンスが退院支援に重要である

*価値観の多様性を理解し、本人の生き方を尊重した合意形成を行うことが大切である

足立先生

 

修了者の紹介と感想

全過程修了者4名の方に感想を述べていただきました。(一部抜粋)

・今日は皆さんの顔が見える研修でとても有難く嬉しく思っています。色々な多職種の方の意見を聞くことが出来ました。

・対象者の幸せを願いながら今後も業務を行いたいと思います。

・個人的にとても勉強になり、とても良い研修会だと感じていてます。

・色々な人の人生にとっての満足感を得てもらえるような医療を、これからも皆さんと行いたいと思います。

修了者

 

最後は参加者全員で全員で記念撮影です。約3年ぶりの集合開催でしたが、60名を超える皆さんに参加いただき、大変盛り上がった研修会となりました。

集合

会終了後、プレゼンター、ファシリテーターで振り返りを行いました。

スタッフ

 

■ グループワーク①②の全体共有 (PDF・77KB)  ■ 参加者アンケートまとめ (PDF・206KB)

 

◎ 研修参加者82名(スタッフ含む)

医師 4名、薬剤師 9名、看護師 22名、保健師 4名、介護支援専門員 12名、

事務・行政職 7名、MSW・介護福祉士 5名、理学療法士・社会福祉士・施設管理者 各3名、

作業療法士・精神保健福祉士・認知症地域支援推進員・地域支え合い推進員・心理職 各1名

戻る

▲トップへ