鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

6/23 第9回 東部在宅医療・介護連携研究会(多職種事例検討会)を開催しました

研究会の場を通した医療・介護にまたがる様々な情報の共有、相互の連携を深めることを目的に、多職種事例検討会を開催しています。

■ 「事例を通した医療・介護連携の情報共有・知識向上」

■ 「研究会参加による、医療・介護関係者の顔の見える関係づくり」

 

◆ 第9回(平成29年6月23日)19時~20時40分

 

◎ 松浦会長挨拶

週末のお忙しい中、今回もたくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。本日は訪問看護の立場から、看取りについてのお話をしていただきます。

どこで最期を迎えたいかという患者さんの思いやご家族の思い、医療の現場でどうやっていくかなどいろいろな問題を抱えていると思います。実際は意見が変わってきたり、思った通りに行かない事も多く、臨機応変に対処しながらより良い医療、看護、介護を心掛けて行くことが一番大事なのではないかと思います。

それではよろしくお願い致します。

会長挨拶

 

◎ 演題: 「最期は病院で」と決めて退院されたが、自宅で看取れたケース

◎ 演者: 鳥取県看護協会訪問看護ステーション 坂本万理 所長

講演の様子

今回の事例は奥様が在宅看取りを希望しながらも、その思いを出せず、急遽在宅医を探す事になった。在宅医を受けて下さった先生、情報提供をして下さった病院の主治医の先生、何度も相談に乗っていただき快く対応くださった地域連携の看護師さん、最後は毎日のように訪問した訪問看護師、ケアマネとの関わりで、家での看取りをすることができた。本人と家族の選択を良く聞き、必要なタイミングで支えていくことが訪問看護師の役割だと再認識させられた。

今後も希望する方には、在宅で過ごせるよう支援を続けて行きたいと思っている。

 

◆第9回世話人:加藤医院 加藤達生 院長

これまでの事例検討会は、事例を途中まで聞いてグループワーク、その後実際の事例経過の紹介いう形式でした。今回は事例を最後まで聞いた上で、皆さんの所属先、チームではどんなことができただろうか?といった事をグループ内で話し合っていただきたいと思います。

今回の事例では、病院や在宅いろいろな場面があり、全て話しをすると大変です。そこで、在宅と病院の場面で分けることとします。各テーブルで病院での問題点、在宅での問題点を設定し、グループディスカッションしてください。

講演の様子

※ 世話人の加藤先生(H28ファシリテーション研修修了者)のファシリテートによりグループワークが開始され、活発なディスカッションの後、全グループが意見を発表しました。

講演の様子

 

■ グループワーク意見まとめ (PDF・303KB)

 

◆ 意思決定については去年3月に徳永進先生にお話をいただいた事がある。「意思決定は一回では決まらない。その日の意思決定であり、次の日は違うかもしれない。その日の意思決定は良い言葉だな」と、ご本人が言われていました。本当にそれくらい思いは変わる事が多い。その思いを、訪問看護師、ケアスタッフ、ドクターも勿論、一生懸命それを追い掛けながらそこに沿うようにご尽力いただければと思います。(加藤先生)

 

◎ 参加者:50名

(医師7名、保健師・看護師等22名、PT1名、MSW・PSW2名、ケアマネ14名、介護福祉士2名、その他2名)

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