鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

4/23 地域包括ケア専門職“絆”研修 ①退院支援「病院から在宅へ」を開催しました

仮想の事例を通して専門職の役割、多職種連携の重要性を学び、実践につなげていくことを目的に、3回シリーズの多職種研修会を開催することになりました。

(東部地区在宅医療介護連携推進協議会:多職種研修WG企画)

◆研修のねらい

・在宅療養を支援する多職種がつながり、研修の成果を住民に還元する

・医療介護福祉関係者が顔を突き合わせ、在宅療養の基礎、互いの職種の特徴などを学び、 話し合い、連携を深めていく

◆各シリーズのテーマと実施日

①「病院から在宅へ(退院支援)」   4月23日(日)

②「在宅療養中(生活支援)」     7月 2日(日)

③「看取りの時期(終末期の支援)」 10月15日(日)

 

“ 絆 ” 研修 ①退院支援「病院から在宅へ」を開催しました

■ 日時 平成29年4月23日(日)13:15~16:15

■ 場所 東部医師会館3階研修室

 

松浦会長の開会挨拶、足立協議会副会長による研修メッセージ、タイムスケジュールの説明があり、研修会が始まりました。

メッセージ  タイムテーブル

 

 

研修会のオープニングでは、地域包括ケアシステムと地域医療構想について理解する目的で、地域包括ケアシステムの背景や地域医療構想(病床機能分化)、医療介護連携について説明プレゼンテーションが行われました。

(近藤雄政ファシリテーター:健推庵こくふ理学療法士)

プレゼン

続いて、今回参加のファシリテーター紹介の後、参加者の緊張をほぐすためアイスブレーキングです。ファシリテーターの役割の説明と「最近はまっていること」をキーワードに自己紹介をします。

アイスブレイク1  アイスブレイク2

 

今回の研修で使用する事例を提示します。家族背景・症状の経過・退院前ADL・住宅環境・地域環境・本人や家族の気持ちについて説明がありました。

説明

◆ グループワーク①「退院前カンファレンスの開催準備」

課題1)誰が参加するのがよいでしょうか

課題2)どのようなことに配慮しますか

はじめに3分間一人で考えます。その後、グループ内で15分間意見交換します。ファシリテーターは、グループワークが活発となるよう調整役となります。

グループワーク1  グループワーク2

 

 各グループで話し合われた内容を全体発表して、情報の共有をします。

 その後、足立協議会副会長より「退院前カンファレンスの目的と意義」、「在宅療養における職種の役割と評価」、「退院支援での多職種連携による評価」、「介護保険の主なサービス」などについて講義がありました。

 

◆ グループワーク②「退院前カンファレンスを経験する」

 ○ 普段と違う職業を選び、役になりきる準備をする(5分間)

 ○ 模擬カンファレンスを開きます(15分間)

 ○ カンファレンスの振り返り、違う職種を体験してどう感じましたか(10分間)

カンファレンス

グループによって参加する職種、カンファレンスの内容が異なっています。1人で2役された参加者もあったようです。経験した気付きなどを全体発表しました。

グループワーク1  グループワーク2

 

なぜ多職種カンファレンスが難しいのか考えます。「職種間の価値の違い」、「多職種連携が推奨される理由」、「カンファレンスの共通ルール」「ファシリテーター・参加者の役割」「多職種協働五箇条」などについて説明があり、“絆”研修①は終了です。

 研修会冒頭にあったメッセージは参加者に伝わったでしょうか。

修了証授与

松浦会長より研修受講生代表5名に修了証が壇上で渡され、参加者全員での記念写真を撮りました。次回“絆”研修②「在宅療養中(生活支援)」は7月2日開催です。

■ 参加者アンケートの結果 (PDF・563KB)

 

◎ 研修参加者:90名(多職種研修WG委員含む)

(医師2名、薬剤師7名、保健師看護師22名、PT8名、OT7名、ST3名、歯科衛生士1名、管理栄養士1名、社会福祉士・MSW・

相談員16名、ケアマネ13名、福祉用具専門相談員2名、その他8名)

集合写真

◎ ファシリテーター14名、多職種研修WG委員・協議会事務局12名

スタッフ  スタッフ

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