鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

12/5 第15回 東部在宅医療・介護連携研究会(多職種事例検討会)を開催しました

研究会の場を通した医療・介護にまたがる様々な情報の共有、相互の連携を深めることを目的に、多職種事例検討会を開催しています。

■ 「事例を通した医療・介護連携の情報共有・知識向上」

■ 「研究会参加による、医療・介護関係者の顔の見える関係づくり」

 

◆ 第15回(平成30年12月5日)19時~20時30分

 

◎ 松浦会長挨拶

1年が経つのは早いもので12月となりました。本日は、皆さんお忙しい中お集まりいただき有難うございます。

今回の事例検討会は私が世話人ということで、一度、私自身が経験してきたことや在宅医療の現状をお話しないことには、この会で多職種の皆さんに発表いただく上で申し訳ないという気持ちもあり、本日は私が発表させていただきます。そしてぜひ次回からも積極的にやってみたいと思えるよう、皆さんからのご意見もいただきたいと思います。

 

◎ 演題: 在宅医療で困ったこと

◎ 演者: 栄町クリニック 院長 松浦 喜房 先生 (世話人兼)

講演の様子

( 講演概要 )

栄町クリニックで取り組んでいる在宅医療、地域医療構想(地域包括ケアと在宅医療)、在宅医療に係る診療報酬・介護報酬、施設における医療、多職種との連携、病態への対応(心不全・肺炎・褥創・老衰)、療養費、看取り、など困った症例だけでなく幅広い内容に加え、在宅医療に取り組んでおられる先生の経験から日頃感じていること、思い、考えなどもお話いただきました。

また、連絡方法や連絡内容の注意点、ケアマネジャーへの助言などもお話ししていただきました。

 

講演の様子

 

かつてこの国には、地域住民との間に人間関係が築かれていたはず。今でもそうであると思っている。同じように、かかりつけ医としてしっかりとした人間関係を築き、地域医療の再興を目指している。思い余って救急車を呼ぶ前に連絡をしてもらえるようなかかりつけ医でありたいということで、医師と患者の信頼関係をこれからも築いていきたい。

また、医療介護の一体改革を進めて行くことは、相当にタフな作業となります。そのためにも介護の力が必要。今後とも皆さんのご協力をよろしくお願いしたい。と講演されました。

 

(担当理事コメント)

普段、皆さんは聞くことの少ない医療保険についての医師側の請求に関するお話、医師・ケアマネ・介護職員さんとのコミュニケーションの大切さについてなど具体的にお話いただきました。ケアマネさんは今年4月からは特に忙しいと思いますし、医師は目の前の患者さんと外来で対応したりで忙しいですが、できるだけ時間をあわせ、できるだけ顔を合わせてお話しできるようにしたいと思います。

 

◎ 参加者:61名

( 医師9名、歯科医師2名、看護師15名、介護支援専門員20名、PT2名、MSW2名、事務職5名、

薬剤師・歯科衛生士・社会福祉士・ケアプラン点検員・管理栄養士・相談員 各1名 )

  
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