鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

12/13地域包括ケア専門職“絆”研修②「在宅療養中(生活支援)」を開催しました

地域包括ケアシステム構築を目指す医療介護福祉関係者を対象に、「地域保活ケアシステムを理解し、在宅療養を支援するための多職種の役割を知るとともに、住民の利益を考えた効果的な多職種連携について学ぶ」ことを目的に、多職種連携研修会(3回シリーズ)を開催しています。今年度は第5回目となります。

今回は、新型コロナ感染症対策として、完全オンラインで開催しました。スタッフ、参加者とも、少し戸惑いながらも、積極的な意見交換や全体共有ができ、オンライン研修のメリットを活かした研修会となりました。

(東部地区在宅医療介護連携推進協議会:研修支援WG企画)

◆研修のねらい

・地域包括ケアシステムを理解する

・在宅療養を支援するための多職種の役割を理解する

・住民の利益を考えた効果的な多職種連携について学ぶ

◆各シリーズのテーマ

①「病院から在宅へ(退院支援)」

②「在宅療養中(生活支援)」

③「看取りの時期(終末期の支援)」

 

第5回“絆”研修②「在宅療養中(生活支援)」を開催しました

■ 日時 令和2年12月13日(日)9:15~12:15

■ 会場 オンライン研修(事務局及びプレゼンター:東部医師会館)

 

< 研修の経過 >

◆ 開始前スタッフミーティングの様子

meeting

 

開 会 挨 拶 足立誠司 医師 在宅医療介護連携推進協議会副会長

挨拶 挨拶

 

プレゼンテーション 「地域包括ケアシステム・医療介護連携事業を理解する」

橋本 渉(東部医師会在宅医療介護連携推進室・鳥取市長寿社会課)

プレゼン

 

アイスブレーキング 足立 誠司医師(鳥取市立病院)

・「オンライン研修の体験談」をテーマに、各グループごとにブレイクアウトルームで自己紹介を行い、グループワークの記録の共有などについて確認し合いました。

 

プレゼンテーション 「生活支援とサービス担当者会議」

久保 克行 歯科医師(智頭病院)

プレゼン プレゼン

・事例紹介

脳梗塞後遺症の夫と妻の高齢者二人暮らし、夫は心不全・誤嚥性肺炎で入退院を繰り返している。介護度も上がり、食事量も減り、ADLの低下も見られる。本人と妻、子供たち、在宅療養の関係者それぞれの今後の思いなどの紹介。

・グループワーク① サービス担当者会議の開催準備として

(課題)現状の問題点とその対策について

ブレイクアウトルームで、グループで意見交換後、発表用ワークシートで全体共有

プレゼン

・生活支援のポイント、サービス担当者会議、地域ケア会議、多職種カンファレンスについてプレゼン実施

 

グループワーク② 「もしもの時の心構え」について考える

 プレゼンターション「アドバンス・ケア・プランニング」:足立 誠司 医師

(課題A)将来、事故や病気などで身の周りの事、(食べることも含め)ができなくなり、自分の考えを伝えられなくなった時に、あなたならどのようにしてほしいですか?

(課題B)大切なご家族がこのようになった場合、どのようにしてあげたいですか?

 しばらく一人で考えた後、ブレイクアウトルームにてグループで意見交換し、会場で共有

プレゼン

・「人生の最終段階における医療・ケアについて」参加者の認識なども聞きながら、東部地区のアドバンスケアプランニングパンフレット「さいごまで自分らしく豊かな人生のためのわたしたちの心づもり」と終活支援ノート「わたしたちの心づもり」についてのプレゼン実施。

 

修了者の紹介と感想 まとめ 閉会

・全過程修了者2名。オンライン研修のため、今回は修了証と絆缶バッジは研修終了後郵送となりましたが、修了者の櫻井重久様(鳥取市立病院)と宮脇奈名子様(鳥取赤十字病院)に一言感想を述べていただきました。

プレゼン プレゼン

修了者の感想

・3回参加させていただき、様々な職種の方とお話しでき、様々な視点を伺うことが出来た。またこの地域にこんなにも熱心に(地域包括ケアについて)考えてくださっている方々がおられるということがわかり、これからもこのようなつながりを活かして取り組んでいきたい。

全体

・それぞれ参加した場所は違いますが、最後にはみんなで一体感を感じることができた充実した研修会になりました。

 

全体

最後にスタッフで振り返りを行い、初めての完全リモート研修を終了しました。

 

 

■ グループワーク①②の結果 (PDF・85KB)

■ 参加者アンケートの結果 (PDF・295KB)

 

◎ 研修参加者32名(ファシリテーター、研修支援WG委員、事務局含む)

 ( 医師・歯科医師4名、保健師・看護師14名、PT・OT4名、ケアマネ2名、MSW4名

生活支援コーディネーター1名、認知症地域支援推進員1名、その他3名 )

◎ ファシリテーター、研修支援WG委員、協議会事務局 計14名

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