在宅療養に向けた基礎知識を学び広げていこうとする医療介護福祉関係者を対象に、仮想の事例を通して専門職の役割、多職種連携の重要性を学び、実践につなげていくことを目的に、多職種連携研修会(3回シリーズ)を開催しています。
(東部地区在宅医療介護連携推進協議会:多職種研修WG企画)
◆研修のねらい
・在宅療養を支援する多職種がつながり、研修の成果を住民に還元する
・医療介護福祉関係者が顔を突き合わせ、在宅療養の基礎、互いの職種の特徴などを学び、話し合い、連携を深めていく
◆各シリーズのテーマと実施日
①「病院から在宅へ(退院支援)」 平成30年9月24日(月)(終了しました)
②「在宅療養中(生活支援)」 平成30年11月11日(日)
③「看取りの時期(終末期の支援)」 平成31年3月17日(日)
第3回 “絆”研修②「在宅療養中(生活支援)」を開催しました
■ 日時 平成30年11月11日(日)9:15~12:05
■ 場所 東部医師会館3階研修室
在宅医療介護連携推進協議会副会長足立医師による開会挨拶から始まりました
「地域包括ケアシステム・医療介護連携事業を理解する」ためのプレゼンテーション、ファシリテーター紹介とアイスブレーキングが行われました。
◎ 草刈美鈴さん(鳥取県立中央病院 地域連携センター:看護師)
◆ 事例紹介
脳梗塞後遺症の夫と妻の高齢者二人暮らし、介護サービスを利用して在宅で生活中ではあるが、何度か誤嚥性肺炎で入退院を繰り返している。今回、介護度も上がり、食事量も減り、ADLの低下も見られる夫とその妻、子供たちそれぞれの今後の思いなどの紹介が行われ、グループワーク①に入ります。
◆ グループワーク① サービス担当者会議の開催準備として
(課題)現状の問題点とその対策について
一人で3分間考えた後グループで意見効交換し、その後会場全体で発表しました。
全グループの発表の後、生活支援のポイント、サービス担当者会議、地域ケア会議、多職種カンファレンスについてレクチャーが行われました。
事例紹介~グループワーク①の進行とレクチャー担当
◎ 足立 誠司 医師(鳥取市立病院)
◆ グループワーク②
「もしもの時の心構え」について考えると題し、自分の事A、家族の事Bをワークしました。A 将来、事故や病気などで身の周りの事、(食べることも含め)ができなくなり、自分の考えを伝えられなくなった時に、あなたならどのようにしてほしいですか? B 大切なご家族がこのようになった場合、どのようにしてあげたいですか?を一人で5分間考えた後グループで意見交換し、その後発表し、会場全体で共有しました。
グループワーク②の進行とレクチャー担当
◎ 山根 綾香さん(鳥取市立病院がん総合支援センター:看護師)
そして「人生の最終段階における医療について」参加者の認識なども聞きながら、改訂のガイドラインのもと、東部地区のアドバンスケアプランニングパンフレット「さいごまで自分らしく豊かな人生のためのわたしたちの心づもり」と終活支援ノート「わしたちの心づもり」を利用してレクチャーが行われました。
今回で絆研修全課程3回を修了された9名を紹介し、代表者2名にステージで修了証授与がおこなわれ、そのお二人から感想をお話しいただきました。最後に絆研修シリーズ②ということでピースサインをして参加者全員がカメラに収まりました。
◎ 研修参加者62名(ファシリテーター、多職種研修WG委員、事務局含む)
( 医師・歯科医師5名、薬剤師3名、保健師・看護師19名、PT3名、OT4名、ケアマネ12名、介護福祉士・介護士6名、
生活支援コーディネイター2名、社会福祉士・MSW・相談員・ケアプラン点検指導員・認知症地域支援推進員・
施設管理者 各1名、その他2名 )
今回のファシリテーター