鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

10/3地域包括ケア専門職“絆”研修②「在宅療養中(生活支援)」を開催しました

地域包括ケアシステム構築を目指す医療介護福祉関係者を対象に、「地域包括ケアシステムを理解し、在宅療養を支援するための多職種の役割を知るとともに、住民の利益を考えた効果的な多職種連携について学ぶ」ことを目的に、多職種連携研修会(3回シリーズ)を開催しています。今年度は第6回目となります。

今回も、昨年度に引き続き完全オンラインで開催しました。昨年同テーマの研修参加者の約2倍にあたる総勢70名がオンラインで集まり、積極的な意見交換や全体共有ができ、多職種連携につながる研修会となりました。

(東部地区在宅医療介護連携推進協議会:研修支援WG企画)

◆研修のねらい

・地域包括ケアシステムを理解する

・在宅療養を支援するための多職種の役割を理解する

・住民の利益を考えた効果的な多職種連携について学ぶ

◆各シリーズのテーマ

①「病院から在宅へ(退院支援)」   令和3年7月4日(日)

②「在宅療養中(生活支援)」     令和3年10月3日(日)

③「看取りの時期(終末期の支援)」  令和4年1月23日(日)開催予定

 

第6回“絆”研修②「在宅療養中(生活支援)」を開催しました

■ 日時 令和3年10月3日(日)9:15~12:15

■ 会場 オンライン研修

 

< 研修の経過 >

開 会 挨 拶 足立誠司 医師 在宅医療介護連携推進協議会副会長

挨拶

プレゼンテーション 「地域包括ケアシステム・医療介護連携事業を理解する」

多賀 博則(東部医師会在宅医療介護連携推進室・鳥取市長寿社会課)

プレゼン1

アイスブレーキング 担当:足立誠司医師(鳥取市立病院)

「コロナ禍でのマイブーム」をテーマに、各グループごとにブレイクアウトルームで自己紹介を行い、オンラインの緊張も少しほぐれました。

プレゼンテーション 「生活支援とサービス担当者会議」:中瀬 香里MSW(ウェルフェア北園渡辺病院)

プレゼン2

・事例紹介

脳梗塞後遺症の夫と妻の高齢者二人暮らし、夫は心不全・誤嚥性肺炎で入退院を繰り返している。介護度も上がり、食事量も減り、ADLの低下も見られる。本人と妻、子供たち、在宅療養の関係者それぞれの今後の思いなどの紹介後、グループワークを行いました。

・グループワーク①

サービス担当者会議の開催準備「現状の問題点とその対策」についてブレイクアウトルームにて、各グループで意見交換後、発表用ワークシートにより、全体共有しました。

worksheet1

その後、生活支援のポイント、サービス担当者会議、地域ケア会議、多職種カンファレンスについてさらに学びを深めました。

グループワーク② プレゼンテーション「アドバンス・ケア・プランニング」:足立 誠司医師

足立先生

・グループワーク②「もしもの時の心構え」

(課題A)将来、事故や病気などで身の周りの事、(食べることも含め)ができなくなり、自分の考えを伝えられなくなった時に、あなたならどのようにしてほしいですか? 

(課題B)大切なご家族がこのようになった場合、どのようにしてあげたいですか?

 二つの課題について、ブレイクアウトルームにてグループで意見交換し、全体共有しました。

worksheet2

「人生の最終段階における医療・ケアについて」について参加者の認識なども聞きながら、新たに作成した改訂版ACPノート「わたしの心づもり」の活用方法について聞き、本人の意思決定を支援し、きちんと引き継ぐことの重要性を学びました。

 

修了者の紹介と感想 まとめ 閉会

全過程修了者2名。オンライン研修のため、今回は修了証と絆缶バッジは研修終了後郵送となりましたが、修了者の加藤達生様(加藤医院)と宮田隆平様(鳥取福祉会居宅介護支援センター)に一言感想を述べていただきました。

加藤先生  宮田さん

修了者の感想

・私たちは日頃患者さんを中心に働いているようで、社会の仕組みの方に意識が言ってしまっているようにも感じる中、このように患者さんを中心にしてものを考えようという会は貴重だと感じる。これからも継続して参加していきたい。

・3回の参加を通して、点が線につながった。自分の考え方や学びが深まっていると感じている。オンラインで気軽に参加できて、たくさんの勉強が出来た。これからも参加させていただきたい。

 

それぞれ参加した場所は違いますが、みんなで一体感を感じることができた充実した研修会になりました。

集合

最後にスタッフで研修全体の振り返りを行い、“絆研修”を終了しました。

スタッフ集合

 

■ グループワーク①②結果 (PDF・74KB)

■ 参加者アンケート結果 (PDF・220KB)

 

◎ 研修参加者69名(ファシリテーター、研修支援WG委員、事務局含む)

医師 6名、薬剤師 15名、看護師 22名、保健師 2名、理学療法士 1名、作業療法士 1名、歯科衛生士 1名、

MSW 5名、介護支援専門員 8名、機能訓練指導員 1名、地域支え合い推進員 1名、介護職 1名、事務・行政職 5名

◎ スタッフ:プレゼンター、ファシリテーター、研修支援WG委員、協議会事務局 計19名

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