鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

3/3 第8回 東部在宅医療・介護連携研究会(多職種事例検討会)を開催しました

研究会の場を通した医療・介護にまたがる様々な情報の共有、相互の連携を深めることを目的に、多職種事例検討会を開催しています。

■ 「事例を通した医療・介護連携の情報共有・知識向上」

■ 「研究会参加による、医療・介護関係者の顔の見える関係づくり」

 

◆ 第8回(平成29年3月3日)19時~20時35分

 

◎ 松浦会長挨拶

週末のお忙しい中たくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。発表が3つあるため、グループワークの時間をとることができませんでしたが、充実した会になるよう計画しております。最後までお付き合いいただきますようお願いします。

 

◎ 演題1: 「訪問看護の課題~連携すればここまでできる~」

◎ 演者1: 訪問看護ステーションナースくる 田中 洋美 看護師

 

講演の様子

「おうちに帰ろう」をモットーに訪問看護を行っている。事例では、家族との良質なコミュニケーションに努めた結果、最期までお願いしたいと言われた。2025年の地域包括ケア実現と在宅医療の推進に向けて、それぞれの地域に応じたサービスの展開を含め、訪問看護の充実は必須である。関係者の皆様だけでなく一般の方にも訪問看護についてもっと知っていただきたいと思う。

 

◎ 演題2: 「在宅医療をめぐる動向~在宅医療関連講師人材養成事業研修会に出席して」

◎ 演者2: 栄町クリニック 松浦 喜房 先生

講演の様子

1月29日に厚生労働省の委託事業として勇美記念財団が行っている在宅医療関連講師人材養成事業研修会に出席した際の報告です。今回配布資料はないが、同財団ホームページからダウンロードでき、非常に役に立つ資料なので、皆さんご活用いただきたい。

地域包括ケアシステムにおける在宅医療への期待、かかりつけ医の在宅医療と地域特性、都道府県医師会の取り組み事例、居住系施設等との連携について説明。

事例を通して、各サービスについて説明(訪問リハ、在宅訪問薬剤師、訪問栄養食事指導、訪問看護)。徳吉薬剤師、田中訪問看護師が専門分野の説明に登壇。

鳥取県としては、29年度訪問看護ステーションの体制強化を進めて行く予定。

※資料:勇美記念財団ホームページ「平成28年度在宅医療関連講師人材養成事業研修会」から印刷ください。

 

◎ 演題3:「食べられる口づくり」

◎ 演者3: いながき歯科医院 伊奈垣 学 先生

講演の様子  講演の様子

事前の症例情報で、口の中汚いだろうな、虫歯や歯周病があるだろうな、義歯もあってないだろうな等と思いながら、訪問歯科診療へ出向いている。

家族・在宅医・訪問看護師等と連携を強化し、最期まで少しでも口から食べる支援することは重要である。また、食事介助や口腔ケアはご家族にも行って頂くことが大切だと思う。「食べる」ことへの支援・口腔領域のケアを通じて、医療介護関係者と連携・協働しての看取りまで関わる、生涯を通じてのかかりつけ歯科医でありたい。

歯科の往診は、池主さんの言葉にあるような医療だと思う。(画像参照)

今回講演された訪問看護師の田中さんからは、利用者さんの症状について相談を受けることもあり、皆さんも何か困りごとがあればご連絡を頂ければと思う。

 

◎ 参加者:82名

(医師11名、歯科医師2名、薬剤師12名、保健師看護師19名、PT1名、ST2名、MSW 3名、ケアマネ24名、

介護福祉士1名、その他7名)

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