鳥取県東部歯科医師会主催の「口腔ケア」、「食支援」をテーマとした、多職種の研究会(勉強会)です。
■ 開催の概要は、次のとおりです。
◆ 第14回地域支援口腔ケア・食支援研究会(平成30年7月22日:9時~)
○ 会 場:鳥取県東部歯科医師会館 2階講堂
○ 参加者:28名(歯科医師5名、歯科衛生士5名、看護師5名、言語聴覚士3名、管理栄養士2名、ケアマネジャー2名、
介護福祉士等3名、その他1名、協議会ファシリテーター2名)
○ テーマ:ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の考え方、進め方の理解「我が家(うちげぇ)に帰りたい」
○ 講師:東部地区在宅医療介護連携推進協議会 足立誠司副会長(鳥取市立病院医師)
同 住民啓発WG 久保克行委員長(智頭病院歯科医師)
○ 概要紹介
東部地区在宅医療介護連携推進協議会作成の住民啓発DVD「我が家(うちげぇ)に帰りたい」を活用し、本人の意思決定及び意思決定支援をグループワークで話し合った。またACPパンフレット等によりACPの講義が行われた。最後にACPの考えに基づいた終活支援ノート「私の心づもり」が紹介された。
介助や食形態なども含めて「どこからが延命か?」など、食支援研究会らしい議論も交わされていた。参加者からは「家族で話し合いをするきっかけになった」、「意志が伝えられなくなった時に備えて、話し合って、終活支援ノートを作成しておかないといけない」など感想があった。
(グループワークの主な意見)
テーマ①:在宅生活を送るためには
・自宅で生活するには、介護保険サービスの利用や家族、地域の協力は必要。
・自宅に帰っても、リハビリや口腔ケアをしていく事は必要。
テーマ②:自分の意志が伝えられなくなったとき
・きざみ食ぐらいは、お願いしたい。
・自分で出来ないことはして欲しい。迷惑にならない程度は、家族に甘えたい。
・ずっと介護をすることは、無理がある。
・意志が伝えられなくなった時、どうするか、家族と話し合いをしている。