鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

地域包括ケア専門職“絆”研修9-①を開催しました

地域包括ケアシステム構築を目指す医療介護福祉関係者を対象に、多職種連携研修会(3回シリーズ)を開催しています。

今回で9回目となる地域包括ケア専門職“絆”研修 シリーズ①「病院から在宅へ(退院支援)」を集合形式で開催しました。(東部地区在宅医療介護連携推進協議会:研修支援WG企画)

◆研修のねらい

・地域包括ケアシステムを理解する

・在宅療養を支援するための多職種の役割を理解する

・住民の利益を考えた効果的な多職種連携について学ぶ

◆各シリーズのテーマ

①「病院から在宅へ(退院支援)」

②「在宅療養中(生活支援)」

③「看取りの時期(終末期の支援)」

 

第9回 “ 絆 ” 研修①「病院から在宅へ(退院支援)」

■ 日時 令和6年7月21日(日)9時~12時

■ 会場 東部医師会館

■ 研修総括ディレクター

在宅医療介護連携推進協議会副会長 足立 誠司 先生(国民健康保険智頭病院 院長)

 

東部地区在宅医療介護連携推進協議会副会長 足立医師より本研修会の目的をお話いただいた後、3名のプレゼンターのもと研修が進行します。

足立先生

 

地域包括ケアシステムについて (塩谷航平プレゼンター:東部医師会在宅医療介護連携推進室・鳥取市長寿社会課)

地域包括ケアシステムについての説明と、その目的や重点事項、在宅医療介護連携推進事業などについてプレゼンを行いました。

会の様子

ファシリテーター紹介、アイスブレーキングで会場の雰囲気が和み、次へのステップへ。

 

事例紹介・グループワーク①「退院前カンファレンスの準備」 (平井慎哉プレゼンター:あすなろ東ケアプランセンター)

オリジナル動画「我が家に帰りたい」の事例をもとに、退院前カンファレンスで「誰が参加するのが良いか」「どのようなことに配慮するか」について、グループで意見交換をしました。その後、全体でも共有します。

会の様子

退院前カンファレンスの目的や重要性、今回の報酬改定のポイント、介護保険に関するサービスなどについて学びました。

会の様子

 

グループワーク② 「多職種カンファレンスを経験する」  (曽田淳プレゼンター:デイサービスあらいぶ)

ワーク①で出された職種や意見をもとに模擬カンファレンスを開いたあと、「違う職種を経験してどのように感じたか」「退院前カンファレンスの流れについてどのように感じたか」など振り返りを行います。価値観の違いや普段のカンファレンスと違う点に気付くことができます。またここでも全体共有で学びを深めます。

会の様子

職種別の価値観の違いや、カンファレンス開催の留意点、多職種連携の重要性などを学び、多職種協働5か条が示されました。

会の様子

 

全課程修了者よりコメント

今回で全課程修了となる2名の方に感想を述べていただきました。

・この研修で皆さんの意見を聞かせていただき大変勉強になっています。今後も再受講したいと思います。

・今取り組んでいる地域での支え合いは民生委員さんと連携する機会が多く、この研修で学んだことを更に活かして行きたい。

修了者

 

最後は参加者全員で記念撮影です。

集合

会終了後、プレゼンター、ファシリテーターで振り返りを行いました。

スタッフ

 

◎ 研修参加者79名(スタッフ含む)

看護師 27名、薬剤師 13名、介護支援専門員 11名、事務・行政職 7名、医師、理学療法士・社会福祉士 各3名、

介護福祉士・言語聴覚士・作業療法士・ソーシャルワーカー・鍼灸師 各2名、認知症地域支援推進員・相談員 各1名

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