鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

地域包括ケア専門職“絆”研修9-③を開催しました

地域包括ケアシステム構築を目指す医療介護福祉関係者を対象にした、多職種連携研修会を開催ました。(東部地区在宅医療介護連携推進協議会:研修支援WG企画)

◆研修のねらい

・地域包括ケアシステムを理解する

・在宅療養を支援するための多職種の役割を理解する

・住民の利益を考えた効果的な多職種連携について学ぶ

◆各シリーズのテーマ

①「病院から在宅へ(退院支援)」

②「在宅療養中(生活支援)」

③「看取りの時期(終末期の支援)」

 

第9回 “ 絆 ” 研修③「看取りの時期(終末期の支援)」

■ 日時 令和7年2月16日(日)9時~12時

■ 会場 東部医師会館

■ 研修総括ディレクター

在宅医療介護連携推進協議会副会長 足立 誠司 先生(国民健康保険智頭病院 院長)

 

東部地区在宅医療介護連携推進協議会副会長 足立医師より本研修会の目的をお話いただいたあと、アイスブレイクで皆さんの緊張をほぐし、研修スタートです。

足立先生

 

「事例紹介・グループワーク①」

事例に基づき「今後の点滴や胃瘻などの栄養管理をどのように考えるか」についてグループワークを行いました。それぞれの職種で考え方や理解度について情報交換し、会場全体でも共有します。

会の様子

AHN導入に関する意思決定、人生とQOL、いのちについてどう考えるか、臨床倫理に関することなどを足立医師にレクチャーいただきました。

 

死が近づいた時の対応・グループワーク② (櫻井重久プレゼンター:鳥取市立病院)

死が近づいた時の対応について考えるワーク②では、「死が近づいた時に医療ケアチームとしてどのような対応や配慮をしたらよいか」をテーマに、本人に対するケア、家族に対するケアそれぞれについてグループワークを行います。

会の様子

全体発表後、死が近づいたときの患者さんの状況、本人だけでなくご家族への接し方、行動すべきことについてレクチャーがありました。

会の様子

 

修了者の紹介と感想

今回①~③全課程修了された方は27名!参加者の半数以上の方が修了されました。

修了者を代表し、2名の方からのコメントです

・わたしは智頭町という限られた人材、資源の中で働いているため、なかなか皆さんとお会いする機会がありませんが、智頭町に住所がありながら市内や施設で暮らしている方のケアマネジメントをすることもある。今回参加された方の中には何名か関わらせていただいた方もおられ、こういった研修は心強く感じています。また皆さんとお会いできれば良いなと思っています。

・わたしは介護予防や健康サポートに重きを置いて仕事をしてきましたが、今回、看取りについて学び、患者さん一人一人の人生に関わっていくのだなと重く受け止めました。さまざまな職種の方と力を合わせていかなければ、在宅ケアを支えることはできないのだと実感しました。

修了者

 

全過程修了者のみなさんで記念撮影

集合

さいごに参加者全員で記念撮影して研修会終了です。

集合

終了後はスタッフで振り返り。皆さん今回もご協力ありがとうございました!

スタッフ

 

◎ 研修参加者68名(スタッフ含む)

看護師 19名、介護支援専門員 13名、薬剤師 9名、医師・事務職 各5名、作業療法士 3名、保健師・MSW・

理学療法士・社会福祉士・認知症地域支援推進員 各2名、言語聴覚士・介護福祉士・相談員・大学教員 各1名

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