鳥取県東部医師会 在宅医療介護連携推進室

平成29年度 鳥取食支援研修会(多職種による研修会)の開催状況

平成28年度に引き続き、鳥取県東部歯科医師会の主催により「鳥取食支援研修会」が開催されました。全5日間で10項目の研修項目です。

 

■ 研修会の概要

フレイル(虚弱)な高齢者は、全身の様々な機能が低下します。口腔においても衛生状態が悪化し摂食嚥下機能が低下し、食事の速度の遅延、食事形態の低下、食欲の低下に繋がり、結果的に誤嚥性肺炎等の老人性疾患を発症します。そのような中、鳥取県東部地域における食事支援の更なる充実を目指し、鳥取食支援研修会を開設しました。食事支援、食べる楽しみの援助を通じての、生活の質の向上、医療・介護関係者の連携を目的としています。

● 日程・内容  全5日間で10項目の研修を行います

 8月27日 ・(1)摂食嚥下リハビリテーション総論

・(2)摂食嚥下機能の評価

 9月10日 ・(3)摂食嚥下障害患者の口腔ケア

・(4)姿勢摂食と排痰法の基本

10月22日 ・(5)栄養

・(6)摂食嚥下リハビリテーションの実際

11月12日 ・(7)咀嚼嚥下と液体嚥下

・(8)摂食嚥下障害の原因疾患と病態

12月 3日 ・(9)摂食嚥下機能に影響を与える薬剤

・(10)多種職連携と臨床倫理教育

◎ 参加申込者:52名

( 歯科医師9名、医師1名、歯科衛生士6名、看護師等4名、管理栄養士・栄養士14名、言語聴覚士5名、

理学療法士2名、作業療法士2名、ケアマネ1名、介護福祉士等7名、生活支援相談員1名 )

 

※研修会の内容については 平成28年度の開催概要 をご覧ください。(サイト内リンク)

 

■ 平成29年12月3日で全10項目、5日間の研修会が終了しました。

全項目受講者に修了証が交付されました。昨年度に続き第2回目の開催でしたが、多くの参加者がありました。主催者の鳥取県東部歯科医師会、地域支援口腔ケア・食支援研究会の皆様たいへんお世話になりました。受講者の皆様は、職場で今回得た知識を活用していただきたいと思います。

会の様子

( 写真は、最終日終了後の受講者集合写真です。)

 

 

◆ 第5日(平成29年12月3日・鳥取県東部歯科医師会舘講堂)

研修会第5日目が開催されました。最終回は、薬剤師から薬剤の影響について、医師からは倫理についての講義です。

(9)摂食嚥下機能に影響を与える薬剤

講師:ひまわり薬局・鳥取県薬剤師会東部支部 中嶋直己 薬剤師

会の様子

(10)多種職連携と臨床倫理教育

講師:鳥取市立病院生活支援室総合診療科

鳥取市健康こども部 参与      懸樋英一 医師

会の様子

 

 

 

 

◆ 第4日(平成29年11月12日・鳥取県東部歯科医師会舘講堂)

研修会第4日目が開催されました。今回は、歯科医師、医師からの医学的な講義です。

(7)咀嚼嚥下と液体嚥下

講師:鳥取市立病院生活支援室歯科・リハビリテーション部 目黒道生 歯科医師

会の様子

(8)摂食嚥下障害の原因疾患と病態

講師:鳥取生協病院リハビリテーション科 岩田勘司 医師

会の様子

 

 

 

 

◆ 第3日(平成29年10月22日・鳥取県東部歯科医師会舘講堂)

台風が近づく中でしたが、研修会第3日目が開催されました。

今回は、管理栄養士さんと言語聴覚士さんからの講義です。

(5)栄養

講師:鳥取福祉会特別養護老人ホーム若葉台 小山彰子 管理栄養士長

会の様子

(6)言語聴覚士が行う摂食嚥下リハビリテーション

講師:鳥取生協病院診療技術部リハビリテーション室

せいきょう訪問看護ステーションすずらん  坂出 暁 言語聴覚士

会の様子

 

 

 

◆ 第2日(平成29年9月10日・鳥取県東部歯科医師会舘講堂)

研修会第2日目が開催されました。

今回は、歯科衛生士さんと理学療法士さんからの講義です。

(3)摂食嚥下障害患者の口腔ケア

講師:鳥取市立病院生活支援室歯科 中山良子 歯科衛生士

会の様子

(4)施設摂食と排痰法の基本

講師:さとに田園クリニックリハビリテーション科 浅田康恵 理学療法士

会の様子

 

 

◆ 第1日(平成29年8月27日・鳥取県東部歯科医師会舘講堂)

伊奈垣東部歯科医師会高齢者歯科対策部担当理事の挨拶、司会進行により、平成29年度研修会第1日目が開催されました。

会の様子

(1)摂食嚥下リハビリテーション総論

(2)摂食嚥下機能の評価

講師(1) (2):岡山大学病院スペシャルニーズ歯科センター 村田尚道 助教

会の様子

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